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Ken Makino
Independent animator
MAKING
of
KAPOKIA
誰も入る事が出来ない南の島に、偶然にも島に迷い込んだ1人の少年。
その島に以前から住んでいた破天荒なロボと、奇妙な生活が始まる。
プロットでは前段階の島が出来上がる過程を制作しました。
「カポキアの島」に登場するメカ類のメイキングです。
人型のロボは中に金属製のアーマチュアが仕込まれていますが、矢倉のついた八本脚のロボは、木製の関節のみになっています。
メガフロートは今回制作した中では一番の大きさで、全長が約160cmあります。
SHOOTING
OTHERS
カメラとレンズ撮影はCANON 5Dと5D mark2。レンズは17-40mm広角、50mm単眼90mmシフト、200-300mm望遠と使用。 |
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絵コンテ最初の絵コンテは無印の四コマノートにラフに描きました。 |
ボード撮影に入る前にラフ絵コンテを描き直し。撮影の効率を上げるため、共通のアングルやセットなどを、横につけた付箋紙の色で分けています。 |
台車スライド撮影歯車のタイヤの台車。完璧とは行きませんが、わりと正確にドリー撮影をコマ撮りできます。 |
昇降機撮影昇降機で上下する船に、カメラが台車で近づいて行くカット。 |
旗のコマ撮り旗には形を変えられるようにアルミホイルを仕込んでいます。 |
近接撮影直上からのスライド撮影。 |
海底シーン撮影パペットを吊っての撮影。 |
海底遺跡海底遺跡の部分素材撮り。前回撮影したアングルに合わせ、上昇する石柱のコマ撮り。合成素材なので、青緑の石柱の補色に近い赤を配置しています。 |
雲素材撮り綿を使って雲の撮影。 |
雲海撮影綿を透明なアクリル板の上に広げて下からの撮影。 |
ヒモのシーン撮影ヒモの素材はテクノロート。アソブロックを使ってヒモを固定等しています。 |
クロスハンマーヘッド透明なアクリル板の上にパペットをおいてのコマ撮り撮影。 |
多脚砲とロボ撮影ターンテーブルの上にカメラを乗せての撮影。カメラは、常にパペットの左手中心にピントを合わせつつ、弧を描きながら反時計回りに動きます。 |
スライド撮影パペットを左右に動かし、カメラは上下に動かしながらの撮影。 |
タッチパネルマップiPad的なモノを操作するパペット。グリーン部分に後で地図的な画像を貼付ける予定。 |
調査シーン撮影カメラが後退しながら、右に回り込むシンプルなカメラワークですが 、複雑なセッティングが必要でした。 |
酸化撮影パペットの腕に、腐食液を塗りながら少しづつ錆付かせ、同時にコケも生やさせながらの撮影。1〜2秒のシーンに半日以上かかった。(コケは緑の粉末を腕に塗りつけて表現) |
木の葉撮影小さい葉っぱには、小さいレフ板。ちぎりながら撮影し、逆再生で生えてくる感じにします。 |
青いハイビスカス自然界に存在しない青いハイビスカス。花は赤い造花を青に塗って、葉は紙で作ったもの。最近、100均に行ったら青いハイビスカスの造花があってビックリした・・・。 |
素材撮影木の根が脈打つアニメイト撮影。 |
ビーチ花を植える樽型ロボット。お気に入りのショットだけと、本編とは関係ないシーンなので使えません。 |
緑化緑に覆われるパペットの撮影。 |
合成用素材撮りほぼジオラマ状態。 |
MCCS Comic Con Okinawa 2016_03沖縄の米軍基地キャンプフォスター内で行われるイベント「コミコン沖縄」に出展。 |
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MCCS Comic Con Okinawa 2016_03米軍基地内で、軍関係者と地元民との交遊目的で行われるイベントで、僕も参加しました。 |
MCCS Comic Con Okinawa 2016_03来場者の8割は軍関係者で家族連れも多かったです。日米関係なく子供達はコマ撮りに興味津々でした。 |
MCCS Comic Con Okinawa 2016_03英語が話せないので、近くに通訳の方が待機してます。おかげでなんとかコミュニケーションがとれました。 |
MCCS Comic Con Okinawa 2016_03イベントは10月15日に行われましたが、かなり暑かったです。 |
MCCS Comic Con Okinawa 2016_03ブースの斜め向かいにはアメコミ作家さんがイラスト描きやサインなどをしていました。 |
MCCS Comic Con Okinawa 2016_03展示のために改良を加えたタル型パペット。主に大人の男性に人気がありました。 |
学校での展示会とある学校で展示会。看板代わりのカポキアフライヤー。学校関係者以外入れないので、見に来るのは、生徒さんや先生達でした。 |
学校での展示風景 1展示は視聴覚室で。 |
学校での展示風景 2わりとスペースが広いので、大きな構造物も楽々展示。 |
学校での展示風景 3パペットも並べました。 |
制作作業風景1 |
制作作業風景 2 |
制作作業風景 3マンションを借りての制作 |
制作作業風景 4クロスヘッドシャークの造形をする吉田くん。 |
素材木材中心に大量の素材が必要なのですが、予算が無いのでいろいろ節約。以前、通販で大量に投げ売りしていたものを流用しました。 |
グループ展:展示用の土台作り1知人とのグループ展に出展することになり、展示会用にパペット等を置く土台を作ります。 |
展示用の土台作り 2展示台の角近接 |
展示用の土台作り 3土台柱組み |
展示用の土台作り 4土台は3階層になっています。その床張りしているところ。 |
展示用の土台作り 5床張りその2 |
展示用の土台作り 6完成! パペット展示。 仕事とは関係無い展示会は気楽で楽しい。 |
OTHERS
「カポキアの島」の撮影風景や制作現場の写真、展示会の一部をのせています。
MEGA-FLOAT
MULTI-LEGGED ROBOT
多脚砲台8足の木製移動砲台。タル型兵5体を乗せて歩行します。 |
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本体:基本構造イラレで作ったガイドを元に基本構造を組み立てて行きます。 |
本体と弓部弓は、非力ですが実際に矢を飛ばす事ができます。 |
脚部組み立て足の関節は、コマ撮り撮影がしやすいように堅目にしてあります。 |
差込構造試作では木材が重なる部分は少し複雑に加工していましたが、あまり意味が無かったので、2〜3号機では省略しました。 |
屋根屋根の構造は、いろいろ柱など省略。 |
流木風加工剣山を使って木材の表面を荒らし、風合いを出しています。 |
屋根取り付け本体部分の取り付け。このあと、屋根板や防弾板などを貼付けていきます。 |
脚部完成三体分の足部分。机の上には置き場がなくて、カーテンレールに差し込んでます。 |
組立と下塗り試作品は簡単なニス塗りだけで終了。 |
マーキング塗装3体、それぞれ違うマーキングをしました。 |
撮影風景撮影ではシルエット気味になるので、細かい所は仕上げておらず、シルエット重視で仕上げました。 |
灯籠型ブイ撮影ショット和風な木製の海上ブイ。 |
灯籠灯籠部分、ガイドをプリントアウトした月桃紙に、直接木材を貼付けてからカット。 |
灯籠点灯テスト中にムギ球を仕込んでおり、電池で光らす事ができます。 |
ブイ フロート部中に電池とアーマチュアが仕込んであります。 |
ブイ完成灯籠ブイ完成! |
メガフロート全長約160cmの巨大フロート船です。構造的に複雑なので、完成まで2ヶ月近くかかりました。 |
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イメージスケッチラフでは首里城風の櫓を配した空母を、二隻つなげた感じになっています。 |
構造設計 柱と張り1/100の図面をイラレで制作。材料は精度の高い建築模型用のヒノキを使います。 |
構造設計 各フロアー5階層分の各フロアーの図面を制作。製図終了まで2週間ほどかかりました。 |
図面プリントアウト図面は制作する模型の実サイズで出力するのですが、大きなプリンターが無かったので、A4サイズに分割してプリントアウトして繋ぎ合わせました。 |
構成パーツ船の甲板を構成するパーツ。 まず、長方形の板(ユニット)を4種類作ります。 そのユニットを78個張合わせて、第一、第二階層の甲板を制作していきます。 |
イメージスケッチと構成パーツ船のフロート部分は樽をたくさん繋げた構造になっています。 |
甲板制作1プリントアウトした図面を下に敷き、それをガイドとして、建築模型用のヒノキで構造を組み立てていきます。 |
甲板制作2甲板は1x1〜2x2mmの角材に1x3mmの板を張った構造になっています。板は、表面を荒らし加工しています。ヒノキ素材。 |
甲板完成間近の甲板。蜜蝋入りのワックスを塗り、全体の質感を落ち着かせます。 |
機関部船の機関部になる部分。ここにオールを10本取り付けていきます。 |
屋形制作甲板上の物見櫓。展開図を月桃紙にプリントアウトして、梁になる1mm角材を接着しています。 |
瓦制作瓦は基本となる形をプラボウで制作して、おゆまるで型をとり、瞬間接着剤と硬化剤を使って複製しています。 |
石垣プラボードやエポキシパテなどで土台と石垣部分を制作。 |
屋形瞬間接着剤などで複製した瓦屋根をさらにFRPで複製して、同じ櫓を2棟制作しました。 |
フロート仮組フトート部分の構造を把握するための仮組。 100均の木材(丸棒)をカットして、樽を約960個ほど作りました。 |
経木樽の制作に使った経木。100均の木材(丸棒)は桐なので、ミニチュアとして使うと、木目が粗くスケール感が出ません。そこで、木目の細かい経木を、表面に巻くことに。 |
フロート用樽100均で買った丸棒を切り出し、周りに経木を巻き、塗装して、細く切った銅テープを貼付けたところ。 |
フロート用樽 その2カットした断面にも経木を貼り、質感を合わせてます。(写真奥に並んだ樽) |
甲板近撮表面をバーナーで焦がしたりして汚しを入れた甲板 |
完成:底面下からの撮影風景。 中央の機関部にはオールを取り付けてあります。 |
完成:正面正面からのショット。 |
MECHANISM SAMURAI
タル型侍ラフスケッチタル型侍(カラクリサムライ)のラフスケッチ。使用する関節などを意識してイメージを固める。 |
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カラクリサムライ テストデザインを元に大きさの検証をします。紙コップを調整したり、プラモのジャンクパーツを充ててみたりして、イメージを作ります。 |
ペーパープロトモデルデザイン検証後にイラレで図面をおこし、各部材の検証のため、プリントアウトした物を組み立ててみます。 |
イメージ画と基本モデル紙での検証後にプラバンを切出して組み立てて行きます。 |
アーマチュア素材3x6の真鍮バーでアーマチュアを制作していきます。今回は数体必要なので、まとめて制作していきます。 |
アーマチュア半田付け加工5体分の肩のパーツを作ります。同じパーツなので、5体分の材料をいったん半田付けをして、まとめて穴開け加工。 |
アーマチュア制作中細かい工程は抜いて...、フライス盤で一気に2.5mmと3mmの穴をあけ、M3のネジ切りをします。 |
アーマチュア:加工1穴あけした棒を切離して、それぞれの角を丸めていきます。 |
アーマチュア:加工2やすりで角取りして、組み直していきます。 |
アーマチュア小型簡易タイプの小型のアーマーチュアのソケット部分。 横からネジでボールを固定する予定のもの。 |
アーマチュア足二つに割れた足は、ミニ四駆のパーツを流用。 |
アーマチュア指1指のパーツもミニ四駆のスペーサーを削って使用しています。 |
アーマチュア指21mmのアルミ線を使用していますので、数回折曲げると、金属疲労で折れてしまいます。 |
アーマチュア全体基本フレーム。これがカラクリサムライの樽の中身になります。 |
プラ構成部品樽部分はタミヤの1mmプラバンで、傘部分は0.3mmプラバンを使用 |
プラバン:内部フレームダミーも含めて20体ぐらい制作しました。 |
仮組ヒノキの外装を取り付ける前の、仮組み |
仮組2ヒノキの外装の仮付け |
プラバン傘塗装傘部分をラッカースプレーで塗装。 |
ヒノキ加工樽の外装を作ります。1mm厚のヒノキの表面を荒らし、使用感を出しています。 |
ヒノキ着色100均のニスで下地の着色 |
銅釘流用銅製の釘の先をカットして、リベットとして使いました。 |
サビ加工銅製のリベットを「さびてんねん」で腐食させて馴染ませていきます。 |
FRP複製金属製アーマーチュアを作るのは手間がかかります。 半数以上のパペットは固定ポーズのダミーなので、アーマチュアはFRPで複製したものを使うことにしました。 |
FRP複製用ボディダミー用、 追加制作分の胴部分18個 |
FRP着色ダミーアーマチュアをそれっぽく塗装。見た目金属に... |
LED用電池内蔵メイン使用の3〜4体ほどは目が光るようにLEDもしくはムギ球を仕込みました。 |
内部ボタン電池内蔵タイプは背中のボタンで点灯できるようにしてあります。 |
シリコンオイル表面を保護塗料のプラスウッドを塗り、全体を落ち着かせる。 |
完成:指付きモデル指付きタイプは、すごく手間がかかるので3体しか制作していません。 |
完成:クリップタイプ手がクリップタイプのもの |
指付きモデル:初期初期にテストタイプとして制作した指付きタイプ。 |
収納体型設定では、折り畳んだ状態で多脚砲台に収容され、移動します。 |
PUPPETS
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