Ken Makino
Independent animator
MAKING
of
ASOBLOCK
SHOOTING
株式会社マーゼンプロダクツの知育玩具「アソブロック」を使ったコマ撮りアニメ
この製品の完成度が高く、いろんな可能性があります。
特にボールジョイントの動きが滑らかで、スムーズに動き、ピタリと止まる精度は驚きです。
コマ撮りアニメにおいて高い敷居の一つにパペット制作があります。
小型のパペット(12~15cm)の制作する場合は、針金か金属製のボールジョイントを使う事が一般的です。
簡易的に作る場合は針金などで作りますが、使っていると金属疲労で折れてしまいます。
そこで耐久性を持たすため、金属製のボールジョイント使ったりしますが、制作には経費と時間と専門の道具と知識が必要になって来ます。
市販のパーツを改造したモデル比較です。
左:市販のアソブロックを使ったパペットモデル
右:改造したパーツを使ったパペットモデルで
無理の無いポージングが可能になります。
改造は簡単で、Sサイズのソケットを片側ずつ半田ゴテで溶かし
90度向きを変えて溶着します。
改造したパペットと、その素体を基にウールで制作した
パペットモデルです。ウールを厚くしすぎると、少し反発して可動範囲が少なくなってしまいます。
コマ撮り撮影において世界的に良く使われているサイズで、12インチ(約30cm)で1/6サイズのフィギュアなどと、ほぼ同じサイズになります。
ここまで大きくすると、市販のアソブロックでは保持力が足りないので、同じ会社(マーゼンプロダクツ)のポップ用のソケットを、少し改造して使いました。
保持力は上がりましたが、金属関節に比べてまだまだ弱いので、使いどころは限定的になります。
1/6サイズ
mono Making
ASOBLOCK PV Making
アソブロックを素体としたパペット制作例
今回使用したアソブロックはスペシャルパック 401Sを使用しました。パーツ数が多く手頃な値段で、このセットにしか入っていない限定のクリアーの十字パーツが重要で、胸の部分に使いました。